2007年7月2日月曜日

無添加ハウスさんにインタビュー


7/2(月)、北九州市で活動されている無添加ハウス代表の下村明魅さんにインタビューさせていただきました。下村さんは、大人になってから突然アトピー性皮膚炎を発症し、その病気改善のために多くの勉強をする中で、病気の原因は「食」と「環境」だと知り、「病気をする前にこの事実を知りたかった」と同じような症状で苦しむ方々に向けて情報発信をしたり、必要な商品の販売や講演活動など、ご自分で出来る活動をされています。

●活動内容

★ノンーダイオキシン活動★

①「抗酸化」健康食品の販売

ダイオキシンや活性酸素など、環境問題から発生する悪いものは、病気の大きな原因。それを身体から出す「抗酸化」健康食品の販売が売上の主力です。自分のアトピー改善のために、自分で使い、とてもよい効果があったため、知り合いにもお勧めしていた中で、仕事となりました。現代の病気の原因の90%に「活性酸素」がかかわっているので、いろんな病気の方、健康維持が目的のお客様がいます。

②無農薬・無化学肥料栽培野菜の販売

農薬はダイオキシンを発生!
①のお客様の中で、アトピー・ぜん息・アレルギーの方が多かったため、形は悪くてもよいから、手ごろな値段で、毎週購入できる本物の野菜を求めていた中で出会いました。北九州市内でとれた野菜を、北九州市内で消費する、という地産地消です。月に一度、農業ボランティアをおこない、農家に雑草とりのお手伝いや、堆肥作りのお手伝いにいっています。その時に、その時期にできたお野菜で作った昼食をいただき、料理の勉強や、郷土料理の継承などをしています。形の良い野菜は高く有名百貨店に、形の悪いものは安く無添加ハウスに、という良い循環で、破棄する野菜がなくなっています。農家も私たちも嬉しい!主は、北九州の方ですが、福岡市の方もいます。利益はほとんどないですが、①の活動での利益があるので、その資金で動けています。野菜のパン作り教室、食事会・座談会なども、この活動の利益が残っていれば開催しています。

③安全クリーニングの集配活動

普通のクリーニングでは衣服にダイオキシンがついて戻ってきてしまいます。②の活動で週に一回、若松区までお野菜を取りに行き、会員の皆さんのご自宅に、若松 → 八幡西区 → 八幡東区 →戸畑区 →小倉北区 → 小倉南区 →門司区と、北九州の端から端まで野菜をおろしていくと、帰りの門司では車の中がカラになります。なので、あいた車に、今度は門司からクリーニングの荷物をつんで自宅まで帰ってきて、八幡西区方面にいったときにクリーニング店に持ち込んでいました。今は、野菜購入者の数が増え、私が配達しおおせなくなり、全員農家直送の宅急便に切り替わっています。九州全県に宅配できるようになりました。 クリーニングも、私一人では集配できなくなり、知的障害者施設「自然のめぐみ」さんと協力し集配しています。北九州市内限定で集配しています。こちらもほとんどがガソリン代で無くなり利益はほとんどないですが、①の活動での利益があるので、その資金で動けています。ぜん息やアトピーの人は、普通の石油溶剤を使ったクリーニングには出せないので、誰かがしないといけない活動です。

②と③は、利益がないと書きましたが、②と③のお客様が①のお客様になることも多いので、②と③は、まったくのボランティアとはいえないかもしれません。

①のお客様が、②と③のお客様になり、②と③のお客様が①のお客様になり、3つが、とてもうまくまわっています。

●活動の目的

私は昔からボランティアが好きで、ボランティアコーディネーターという講座をうけたとき、自分にピッタリだと思いました。その内容は、ボランティアしたい人と、ボランティアしてもらいたい人、今は、それぞれが点と点で、線で結ばれていないで困っていると。今、線で結んでくれる、ボランティアコーディネーターが必要なんだと習いました。

同じく、アトピーやぜん息、病気の方も、悩みを改善したい人、悩みを改善してあげたい人、それが、点と点で、線で結ばれておらず、突然ふりかかった自分の病気改善の方法を情報収集しても、知識不足で、時間もなく、本物商品、偽物商品、本物の情報、偽者の情報、の区別がつかない、点と点のまま、あちこちで、いろんな悩みを抱えて困っている人々がいます。この道は、下村も通ってきた道です。
そんな悩みのある方々を線で結んであげたい!というのが、私の活動の原点で、下村の活動範囲内の北九州市内の人ぐらいには、必要な情報と、必要な物を、サッとお届けして、悩みを解消するお役にたちたい。

スローガン 「お客様の身になって、必要な物(情報も)を、必要な時に!」

・経営理念
1.私達は、顔の見える関係で、人と人とのつながりを大切にし、共に成長します
1.私達は、豊かな人生を実現出来る自立した経営を目指します
1.私達は、子孫からの預かりものの地球に負荷をかけない生活環境を創造します
1.私達は、「食育」の必要性を広げるメッセンジャーになり健康で明るく心豊かな社会を築きます
1.私達は、地域事業を通し、地域を元気にします
1.私達は、こまわりのきく経営で、お客様に信頼され愛される経営を目指します

●現状の課題

活動の範囲を福岡県全域に広げたいのですが、なかなか福岡市のほうや、久留米のほうまではいけない状態です。なので、各地に私と同じ考えの方々(スタッフさん)を増やしたいのですが、まだまだうまくまわっていません。

●会員数・実働部隊数

会員数 400人(北は北海道から南は鹿児島まで全国にいらっしゃいます)
実働部隊 スタッフ10名(大阪から熊本まで下村さんの知り合いの方が中心)

売上の主力である「抗酸化」健康食品について、実際の効果はどれぐらいで出てくるものなのかお尋ねしたところ、早い人(元々健康な人)では翌日、だいたい1ヶ月から3ヶ月ぐらいで実感できるそうで、不健康な食生活を送っている人ほど効果が現れるのに時間がかかるとのことでした。

アトピーなど食事の内容に気をつけなければならない病気の場合、その原因となった食べ物が元々好きで止められなかったり、、、お医者さんによって 食事の注意内容がマチマチで本当に何に気をつけていいかわからなくなったりすることも多いそうです。また、情報過多の現代社会においては、情報があふれ過ぎていて何を選択していいか迷ってしまうとのことで、下村さんとしては、そういった方々に、ご自身が苦しみながらも進んで来た道を説明しながら、「旅行代理店」がお客様の要望に合わせた個別プランを提案するように、その人その人の価値観や置かれている環境に合わせた情報や商品を提供していきたいと考えているそうです。

おひとりで始められた活動ということなんですが、現在、地元福岡だけでなく全国に会員やスタッフの方がいらっしゃいます。そこまで広がりを見せた秘訣は何だったのだろうという思いで、いろいろご質問させていただきまして、何よりもアトピー患者が作ったネットワークというのが大きいのかなと感じました。



下村さんの実体験に基づく商品紹介は、売らんがための商売とは違い、お客様の信頼を得ているのだと思います。取り扱っている商品は北九州市内にあるデパートや薬局の店頭にも置かれているそうですが、下村さんのように商品について詳しく説明できる店員さんは少ないそうですし、営業時間が限られていますので、時間外に急に必要になった場合は当然買うことができません。無添加ハウスさんには、夜中に電話で注文が入ったりするそうです。スローガンにも掲げられている「お客様の身になって、必要な物(情報も)を、必要なときに!」という誠実かつ柔軟な対応が、これだけの会員の方を惹きつける要因なのでしょう。



明るく世話好きな(ご自身は「基本的におせっかいなんです!」とおっしゃっていましたが、これからの社会は「私がやらなければ」という思いがとても貴重だと思います。)下村さんに助けられている方が全国にたくさんいらっしゃるんだなという印象が残るインタビューでした。

【無添加ハウス】URL:http://www.geocities.jp/mutenkahouse2005/

(取材担当/本間輝子)